山陽新聞の『探訪ザ・カンパニー』で紹介されました。

40年前に地元に誕生した小さな看板屋。
その看板屋が2011年の震災をきっかけに防災情報を発信する看板の製作により力を注ぐようになり、
さらに現在は2020年の東京オリンピックでの活躍を視野に入れた多角的な情報発信を目的とする看板の開発に奮闘しています。

 

山陽新聞記事

 


【以下、掲載全文】
/掲載日:2016-11-22
/紙面:山陽新聞朝刊
/掲載:6ページ/

探訪 ザ・カンパニー 545
タテイシ広美社(こうびしゃ)(府中市)
防災情報看板製造に力
 

 屋外看板やLED(発光ダイオード)の電光掲示板を製造・販売する。店舗の装飾、ニュース掲示板、高速道路の非常電話表示も手掛けるなど幅広い製品に対応している。
 

 2011年の東日本大震災を機に、防災情報を流す看板の製造に力を注ぐ。LEDの光を拡散させて表面を均一に光らせる「導光板」と、自治体の防災情報を日本語や英語で表示する電子ペーパーを組み合わせた製品。72時間稼働のバッテリーを搭載し、停電時もペーパーの表示が見える。これまでに東京と島根県の公共施設に約20台設置されている。
 

 創業は1977年。大阪の看板業者に勤務していた立石克昭社長(63)が帰郷して事業を始め、店舗や車体の手描き看板を手始めに販路を広げた。90年代に入ると、バブル崩壊で企業が広告費を抑制し、業績が悪化。大手メーカーの電光掲示板の販売を始めた。
 

 ところが形や大きさなど顧客の要望をメーカー側に伝えた際「『1台だけでは対応できない』と断られた。それなら自分でオーダーメードをやろうと決めた」と立石社長。94年に電光掲示板を開発し、2009年からは導光板の製造も始めた。
 

 現在は外国人観光客の増加が見込まれる20年の東京五輪に向け、都内のバス停に設置する路線・時刻表、災害避難場所などの多言語表示看板の開発に取り組んでいる。
 

 立石社長は「五輪で実績を残し、新たな事業展開に結びつけるのが目標。地方の中小企業が頑張っているところをアピールしたい」と話している。

 (林大介)

 =随時掲載

 
メモ

 所在地 府中市河南町(0847(43)4886)▽創業 1977年▽設立 86年▽資本金 1千万円▽事業内容 屋外看板、電光掲示板など製造販売▽売上高 10億円(2016年6月期)▽従業員 37人(パート含む)