バス停に電子ペーパー搭載型サイネージ

京成バス時刻表
 

【経済リポート 2017.4.1 掲載記事】
本格運用としては国内初 タテイシ広美社 東京五輪見据え葛西に設置
 
LEDを活用した電光掲示板や屋内外看板などを手がけるタテイシ広美社(府中市河南町114、立石克昭社長、電0847・43・4886)はこのほど、日本電気㈱(本社・東京都)と共同でバス停留所用大型デジタルサイネージを開発。京成バス(本社・千葉県)「環七シャトル」葛西臨海公園駅バス停に設置した。液晶パネルと電子ペーパーの長所を組み合わせた高性能デジタル看板で、電子ペーパーがバス停向けで本格採用されたのは国内初、世界ではイギリスに続いて2番目だという。

 
 電子ペーパーとは白と黒の粒子を収めたマイクロカプセル中で電界によって移動させることで文字などを表示させる媒体で、低消費電力(表示中に電力を消費しない、又は極小で済む。書き換え時の消費電力も非常に少ない)と高い視認性を誇る。紙と同じように反射光を利用して表示を行うため、視野角が広く直射日光に当たっても見易く、目に対する負担が少ない。この度は47インチの大型液晶パネルに併設し、13.3インチ2面マルチ2画面で、時刻表を表示する。
 液晶パネルはタッチパネルになっており、日本語以外の4か国語(英・中〔簡体・繁体〕・韓)に対応。バス接近情報(行先、到着予測、運行情報)や路線図および主要停留所までの予想所要時間、運賃情報、バス乗り方案内、周辺案内、観光案内などを表示する。
 
 同社はこれまで、千葉県船橋市のJR船橋駅南口と京成電鉄船橋駅を結ぶ歩道橋、香川県高松市のJR高松駅や高松空港などそれぞれ5か所に設置した。東京都港区では、50インチ程度の大型液晶モニターに、導光板(TLライトパネル)と電子ペーパー(13.3インチ)を組み合わせた「防災情報表示灯サイナビ」(特許取得済)を付加した災害用電子看板を区役所などの公共施設23カ所にも設置している。
 
 同社の立石良典常務取締役(39)の話「葛西臨海公園は東京五輪の主要な会場の一つであり、京成線
は東京と成田を結ぶ大動脈です。インバウンド観光の要となる同路線には数百基のバス停がありますし、
今後は都内全域にも広がっていくことが期待されます」。

 
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