びんご経済レポート『この人に聞く』に弊社社長が掲載されました

 

弊社社長のインタビューが、2017年11月10日(木)のびんご経済レポート No.2003に掲載されました。

 

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【この『人』に聞く】

株式会社タテイシ広美社

代表取締役社長 立石 良典氏

 

デジタルサイネージ技術で先行し

  オンリーワン企業の地歩固めへ

 

現会長の立石克昭氏が1977年に創業、86年に法人化した(株)タテイシ広美社。まちの看板業者から、いち早く電子看板であるデジタルサイネージの分野に進出。デジタルサイネージ用のソフトウエアも手掛けるなど、デジタルサイネージ分野で一歩先行く取り組みが評価されている。

 7月の創業40周年式典でサプライズ発表があり、2代目の社長に就任した立石良典氏。入社以降、東京を中心に同社の営業拡大に尽力しており、最近では東京五輪関係の案件で受注を積み上げている。新社長の平素からの持論とともに同社の最近の取り組みについて話を伺った。

 

急成長の中国で上海駐在を経験

大学卒業後、最初に就職したのは日本鋼管(株)(現JFEスチール(株))で、福山製鉄所へ配属され経理・財務を担当しました。「物を売りたい」と営業関係の部署を希望していましたが、願いがかないませんでした。特に中国への留学経験がある経験を生かしたいと海外事業部への転属を希望しましたが、当時は鉄鋼不況で人余りの状況にあり、何年待っても海外駐在のポストが回りそうになく、退職しました。

転職した凸版印刷(株)では、希望通り海外駐在になることができました。2008年から13年まで中国・上海に駐在し、自動車や化粧品会社などを相手に広告物の営業をしましたが、毎年10%台の経済成長を続けた活気のある時期でした。

たとえば販売店の看板やデジタルサイネージを担当した資生堂は、毎年600店の出店ペースで中国国内の店舗が増えました。出店場所に応じて中国語だけでなくロシア語やアラビア語のような文字の看板もあり、中国の広さを実感するとともに自身のフロンティアスピリッツに火が付きました。そして妻の実家が営む⑭タテイシ広美社でも、自分ができる役割があるのではないかと考え、入社を決意しました。

 

商売が継続する後押ししたい

タテイシ広美社では、看板やデジタルサイネージのような広告物の力で、規模の大小を問わず全ての業態を手伝い、応援したいと考えています。

私の実家は最近閉店したのですが、商店街の中にある化粧品店でした。近くの自動車工場で働く女性工員たちが仕事帰りや湯上りにふらりと来てサンプルの口紅や化粧品を試し、商品を購入して帰るようなお店でした。私も売り出しがあるときは、チラシやダイレクトメールの準備を手伝ったものです。今、そのような商店街の小さな店がどんどんなくなり、シャッター街と化しています。商店街で商売を頑張る人に対しても広告物で支え、衰退しないための店づくりを応援したい。

一方で、私どもは立体看板など大手量販店向けの広告物や制作物も手掛けています。小さい店に取って代わったはずの量販店さえ閉店する店が出ています。また量販店を脅かす存在となったインターネット通販の会社も大きな物流倉庫を構え、倉庫には集配に来るトラックの目印になるような大きな看板を掲げます。業態は変わっても、広告物の必要性はなくなりません。

 

府中市を人口10万人にしたい

縁あって暮らしている府中市の人口を「10万人にしたい」と常々言っています。人口の最も多かったときよりも大きな数字とはいえ、無理な話とは思っていません。市民一人一人が、府中がいいまちであることをしっかり伝え、府中で働く人・働きたい人を応援する姿勢を持ち、魅力ある企業が増えれば実現可能です。

みんな人口を増やしたいと思っているのに、どれぐらい人口流出があるか把握している人がいません。まずは数字を把握して地元から市外に出た人に対して、さまざまな広告手法を使って「地元に戻ってくる人はいませんか」と呼び掛けることが大切です。

当社にも、何人かUターン・Iターンで入社した若者がおり、社員全体の平均年齢は30代前半です。田舎でいい空気を吸い、いい太陽の光を浴びると、クリエイティブないい仕事ができます。また出張してわざわざ当社までお越しいただいた客には観光できる時間を取っていただき、私が府中を観光案内して回ります。三郎の滝を見たり府中焼きを食べたり、皆さん喜んでいただけます。

ここ数年、府中市内の商店街で実施する、まちなかライトアップのイルミネーションに協賛しています。「ライトアップしているから観に行ってみよう」というきっかけをつくり、まちの魅力を知ってもらえたらいいですね。民間でできることは全て手を打ち、府中の人口増加を応援します。

 

今後の抱負は…

2020年まで頑張ることができた会社は、その後30年は生き残ることができるといわれています。他社が難しいと投げ出す仕事、やりたがらない仕事を積極的に引き受ければ評価され、新たな仕事の紹介につながります。さらに当社でしかできない思い切った提案・面白い提案をするとともに、技術的にも今まで手掛けた技術に+αしてできることに挑戦を続けます。

また2020年に開催が迫る、東京オリンピックや東京パラリンピック関連でも、当社のデジタルサイネージが活躍しています。五輪開催までの残り日数を示す「デイカウンター」を都内の自治体などに納入するほか、競技会場の各所にも来場者への動線を示すサイネージを設けます。

12月には広島市内にオープンする広島銀行八丁堀支店に160インチ相当の大型デジタルサイネージを設置します。LEDをメッシュ構造で配置し、ガラスウインドウ越しに通行者へ広告情報を掲示する半面、店内の客からはメッシュ越しに外の様子が見えます。

12月に出展する展示会では、AI技術を取り入れた新しいデジタル看板を提案します。同業者が見て、まねをしても気にしません。若手中心に自由な発想を大切にして、常に他社よりも1歩前に進み続けることを続けて頼りにされる企業を目指します。

 

 

立石 良典氏(たていし よしのり

1977年生まれの40歳。愛知県清須市出身。南山大学卒業後、日本鋼管(株)(現JFEスチール(株))へ入社。福山製鉄所に配属となる。留学経験を生かし海外事業部への異動を希望するも、願いがかなわず退社。転職した凸版印刷(株)では念願の中国・上海駐在となり5年間、広告など各種制作物の営業を担当した。その後「自分にも(妻の実家が営む)(株)タテイシ広美社でできることがあるのではないか」と同社に入社した。7月に代表取締役社長に就任。東京での営業拡大に努める一方「府中市の将来人口10万人」を目標に掲げて、府中の宣伝役となっている。

 

株式会社タテイシ広美社

本社:府中市河南町114

創業:1977年

設立:1986年

TEL:0847-43-4886

HP:http://www.t-kobisha.co.jp/

事業内容:LED電光表示システム、防災情報システム、電子ペーパー、デジタルサイネージ、ニュース等情報配信、屋外看板、広告塔など