飲食デフレだ 値引きカード

広島市中心部で増加 ネットの店舗評価と連動

2001年6月13日 中国新聞朝刊28面

飲食店などの割引クーポンを兼ねた名刺型カードを並べたボードが、広島市中心部で増えている。
店の宣伝だけでなく、双方向のインターネットも活用して客の満足度を調べ、店づくりに生かす仕組み。
消費低迷が続く中、低価格志向の消費者と、サービス向上を競う飲食店などのニーズを結ぶ新しい試みだ。
繁華街の書店や携帯電話ショップの前に設置したボードのポケットに、
5000から100円の値引きを表示するカードが約50種類並ぶ。
業種はレストランや居酒屋など飲食店が8割を占め、美容院やカラオケボックスも。
地図や営業時間、店の特徴を写真入で紹介し、自由に持ち帰り出来る。
印刷業のフォーシード〈福山市)が昨年12月、全国の主要都市で始めた「リンクカードシステム」。
首都圏を含む37都道府県で約600ボードを設置。
当初2ヶ所だった広島市内では5,6月になって14ボードに増え、約330の店を紹介している。
店で割引サービスを受けると、客はホームページ「リンクモール」で、味や価格、接客、満足度を採点。
携帯電話からもアクセスでき、「メニューを増やして」といった声がそのまま店へ届く。
店は客に礼状やサービス券を贈り、顧客作りにつなげる。
是久昌信社長は「口コミ情報を正確に伝える新しいツール。地方のいい店を育てる手助けになれば」としている。